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JPY
Abstract
貧血とは血液単位容積中のヘモグロビン(Hb)量が減少した状態をいいます。なかでも腎性貧血とは、腎障害による腎でのエリスロポエチン(EPO)産生能の低下によるものをいいます。腎性貧血の原因はEPO の相対的不足、尿毒症に伴う造血抑制、栄養状態の悪化、赤血球寿命の短縮、透析に伴う出血・失血などが挙げられます。貧血になると、組織への酸素供給が低下します。そして各組織の酸素不足を補おうとして循環血液量を増やすため、心拍数が上がります。透析中は除水することで循環血液量は減少するので、心拍数はさらに上がります。そのため心臓は疲れてしまい透析中に血圧低下を起こし、安定した透析を行うことがむずかしくなります。
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/content/article/1341-1489/15060/585