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JPY
Abstract
自家静脈における狭窄の原因は、①穿刺ミス、②静脈弁の部位の硬化、③動脈血による静脈内皮の肥厚、④同一部位穿刺による内膜の肥厚と硬化、⑤圧迫止血時の血栓、⑥経皮的血管形成術(PTA)などの内皮損傷による炎症性の肥厚、⑦肘部屈曲による血流遮断から生じる血管内皮肥厚が挙げられます。また、人工血管においては、①人工血管と静脈の吻合部から中枢部位の流出静脈の圧迫(おもに脇を締めつけた状態)による狭窄部位の形成、②静脈吻合部の乱流やシェアストレス(分岐部などで生じる断面に沿って生じる応力)からくる狭窄などが原因として挙げられます。 もちろん、反復穿刺による血管の荒廃も関与しています。写真1 でも反復穿刺部の皮膚の色調が白く抜けているのがわかると思います(丸で囲った部分)。血管と皮膚が同一部位穿刺によって荒廃し、硬くなったり瘤化したりして内腔の狭窄を形成することもあります。
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/content/article/1341-1489/15100/1008