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JPY
Abstract
母乳やミルクの飲み過ぎが数日から数週間続くことによって種々の症状を呈するものを過飲症候群(overfeedingsyndrome)といい,体重増加は50g/ 日以上を示し,生後1 ヵ月健診前後に多く見られる. 古くは人工栄養児によく見られていたが,最近は母乳栄養児において母乳不足感による不必要な人工栄養の補足で逆に過飲になっている例が多く見られる.すなわち,哺乳後に児が泣くと,まだ母乳が足りないのではないかという不安感からついついミルクを追加してしまうという現象で,泣けば授乳というパターンから児は与えられるだけ飲み,そして吐き,それでもまた飲むという悪循環に陥る.児が泣く原因を見極められる母親が少なくなっているのもその原因の一つといえる.母乳育児を進めるある産科診療所の1 ヵ月健診児で体重増加50g/ 日以上が30%も見られるということからも,本症を念頭に置くべきである.
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/content/article/1341-4577/22090/886