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JPY
Abstract
今回から二回にわたって超音波検査についてお話しします。前回までは単純X線検査、造影X 線検査と、三次元の体を二次元に投射した写真を見てきましたが、これからは臓器の断層面を見ることができる機器を使用していきます。最初は超音波機器です。画像を見るのに使用しているものは、X線ではなく、音です。スイカの中身を調べるのに叩いた音で判断しますが、原理は一緒です。非常に高周波の音を体に当てて、戻ってくる音を解析して画像化するのが、超音波検査です。よって、超音波のコツは音の性状を理解することです。超音波検査は全身どの領域でも使用されています。最近ではポケットに入る超音波機器も開発されており、聴診器代わりに使っている医師も多い状態です。また、超音波画像を見ながら針を刺すこともありますし、救急の現場では、胸水、腹水、臓器損傷などを調べるために最初に行う検査です。がん診療においても同様で、腫瘍を細かく観察できることから、存在診断のみならずがんの浸潤度の判定や、良悪性の鑑別診断にも使用される重要な機器です。またX 線被曝がなく、妊娠の可能性を心配しなくてよいので女性に優しい機器といえるでしょう。今回は、肝臓の超音波画像について解説します。肝にはたくさんの病気がありますが、超音波が威力を発揮する肝腫瘍についてお話ししていきます。看護師のかたも、穿刺の補助をするときなど使うことがある機器ですので、ぜひ画像を理解してください。
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