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JPY
Abstract
腹帯とは、「創部を広範囲に支えることで創部からの出血、滲出液の防止、ガーゼの固定や創痛、不快感を和らげ、患者の離床を容易にするために用いる」(看護大事典)とある。従来より多くの病院で、開腹手術の術後には腹帯を使用することが習慣となっており、当院でも開腹手術を予定している患者には腹帯購入の説明を行ってきた。しかしながら、フィルムドレッシング材を創部やドレーン挿入部に使用することが一般化し、腹帯の必要性に疑問を感じていた。庄子らは1)、ガーゼやドレーンの固定に腹帯を使用する必要はないと述べており、腹帯を使用する意義やその有用性は明確ではない。また術後短期間の使用であり、その後は使用することもない腹帯を購入するのは患者にとって経済的負担ではないかと考えた。そこで、ADL(activities of daily living; 日常生活動作)の自立しており、正中切開による胃・腸・胆.などの開腹術を受ける患者を、腹帯着用群(以下A 群)と非着用群(以下B 群)の二群に分けて、離床・創痛・創部の状態などを比較検討したのでその結果を報告する。
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/content/article/1341-7819/14010/117