No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
小児がんの子どものケアにおける小児看護専門看護師の役割
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
医療の進歩により,小児がんをもつ子どもの5 年生存率が70%を超えるようになった.小児がん治療や看護に関する知識や技術も洗練され,プロトコルやガイドライン,ケアツールなども数多くみられる.しかし,子どもや家族が皆,質の高い治療と看護を受けているとはいえず,施設や医療者によって違いがあることも事実である.小児がんをもちながら生きていく子どもと家族は,発症,診断,治療期間,治療終了後,再発,終末期といった時期や状況において,また復学や進学,就職,結婚という人生の節目においてもさまざまな困難に直面し,初めての体験に戸惑いながらも立ち向かっている.子どもと家族がもっている力を発揮し,自分らしく生きていけるように,医療者は協働して継続的なサポートを行う必要がある.そのプロセスにおいて,医療者は子どもや家族の多様性に応じるむずかしさを感じ,「現在実施しているケアがこの子どもにとってよりよいものなのだろうか」と悩んで疲弊することもある.医療者間での協力や支え合いも重要であり,その資源の1つとして専門看護師の活用が挙げられる.ここでは,小児がんをもつ子どもと家族の特徴,小児看護専門看護師の役割を述べる.
Full text loading...
/content/article/1342-0569/18030/321