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幼児期の子どもへの援助~ ST 合剤の内服援助方法~
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JPY
Abstract
小児がんの子どもたちは,治療としてステロイドや,抗がん薬の服用,また感染症予防として抗菌薬などの内服が必要不可欠である.そして,抗がん薬投与後の免疫不全状態の子どもたちのほとんどが,ニューモシスチス肺炎予防としてST 合剤を内服している.「4,5 歳の約半数は,小さな錠剤なら内服できる」1)といわれているが,ST 合剤の配合錠は1 錠が直径11 mm,厚さ5.2 mm と,幼児期の子どもにとっては大きく,ST 合剤内服の際は顆粒が選択されることが多い.配合顆粒は「味ははじめわずかに甘く,のち苦い」と添付文章に記載されており,その苦みが幼児期の子どもたちの内服を困難なものにさせている.当病棟でも幼児期の子どものST 合剤内服はむずかしい援助の1つであり,子ども1 人ひとりに合わせた方法を考え援助を行っている.その中で,子どもの内服拒否や,母親への服薬指導の場面で,とくに難渋した3 事例へのST 合剤内服の援助方法について述べる. 当病棟のST 合剤内服方法 週2 回,連日(月・火曜日)で1 日2 回(朝,夕)内服している.嘔吐した場合は,内服から30 分以内であれば再内服する.内服ができなかった際は翌日へ繰り越していく.
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/content/article/1342-0569/18030/331