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一般病棟における鎮静の現状と課題~デスカンファレンスを通してみえてきたこととは~
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JPY
Abstract
一般病棟では,がんに対する積極的な治療から終末期へと移行していく患者に対して,入院時から退院後の療養環境を見据えて準備し,滞りなく在宅療養に移行できるように支援を行っている.しかし,在宅療養中に苦痛症状が出現すれば,在宅療養の継続は困難となり,入院による症状緩和が必要になることが多い.とくに,筆者の勤務する呼吸器内科病棟では,症状緩和のために必要な薬剤を投与していても耐えがたい呼吸困難のために鎮静を必要とする事例をしばしば経験する. 初期治療時には,治療に対する説明が中心で,苦痛増強時の対応について説明されることは少ない.治療が奏功せずに,苦痛が増強して緊急入院したときに,初めて最期のときの過ごし方を問うことになることが多い.苦痛が増強してから,鎮静について確認することになった事例を振り返り,患者の望む苦痛緩和のための鎮静や鎮静施行までについて考えたい.
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