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ガイドラインを受けた取り組み③:民間病院の例:モニタリングによる現状把握から始める曝露対策
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JPY
Abstract
当院は,地域医療支援病院,群馬県がん診療連携推進病院等の指定を受ける急性期の民間病院であり地域の救急,重症患者を受け入れる中でがん診療にも力を入れている.2009 年に化学療法センターを開設して以来,抗がん薬治療は,外来治療に移行してきているため,入院治療の件数は減少しているが病棟看護師は,急性期患者に携わりながら抗がん薬治療に携わる現実がある.当院では,抗がん薬の調製を薬剤部が全例行っているが,抗がん薬の運搬,投与,廃棄時,排泄物の取り扱いなど看護師が,抗がん薬曝露をしうる可能性は多くあると考える.このような状況で筆者は,2009 年にがん化学療法看護認定看護師という立場で,抗がん薬曝露対策(以下,曝露対策)のマニュアル作成・整備を行った.当時は,抗がん薬を取り扱う看護師の国内で統一されたガイドラインはなくさまざまな文献1,2)を参考に,院内にある物で行えるマニュアルの作成を行った. 以来大幅な見直しをしておらず,院内とくに抗がん薬を取り扱う機会が少ない病棟看護師の曝露対策の現状把握を行っていなかった.今回2015 年に「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドラン」が発刊3)されたことで,当院での曝露対策の現状把握,見直しの取り組みを開始した.本稿では,現状把握で課題となった個人防護具(personal protect equipment:PPE)の統一と適切なPPE 導入の取り組み過程を紹介する.
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/content/article/1342-0569/21060/605