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JPY
Abstract
ホジキンリンパ腫(Hodgkin’s lymphoma;HL)は,病理組織学的に正常リンパ球(主にT 細胞)を背景として,Reed-Sternberg 細胞やHodgkin 細胞などのCD30 陽性大型腫瘍細胞を認めるリンパ腫である.日本ではリンパ腫全体の数%を占め,発症年齢は若年者(20~30 歳代)と高齢者(60 歳以上)の2 峰性に分布している.若年者に多い結節硬化型HL では,リンパ節(LN)腫大や,前縦隔(胸腺)腫瘤をきたすことが多く,節外病変は少ない.一部の患者で診断時にB 症状(発熱,体重減少,夜間盗汗)がみられる. 診察,血液検査,CT, PET-CT,骨髄生検などを行いAnn Arbor 分類に基づく病期を決定して治療方針を決める.通常,Ⅰ,Ⅱ期を限局期,Ⅲ,Ⅳ期を進行期とするが,Ⅱ期でも巨大病変やB 症状を伴う場合には進行期として扱うことがある.HL は悪性リンパ腫の1 つであるが,その中でも化学療法や放射線療法により治癒する可能性が高い疾患である.再発・難治性HL に対する新規治療薬としてブレンツキシマブ ベドチンやニボルマブが導入されるようになり,さらなる予後の改善が期待されている.
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/content/article/1342-0569/22020/121