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JPY
Abstract
当院では平成27 年7 月から「ACP 推進プロジェクト」を発足させ取り組んでいる.その取り組みの1 つに事例検討があり,診療科や専門職の枠を越えて,現在,12 診療科の医師,病棟や外来,退院支援部門の看護師,ソーシャルワーカーなどが参加している.さまざまな疾患をもつ患者へのかかわりをACP の視点で語り合う会は,毎回,多くの学びの機会となっている. これまで検討した19 事例を振り返って,ACP の全体像を示すプロセス図(図1)を作成した.これはACP を意識したがん医療の流れと,プロセスに沿った患者や家族の状況や体験,および医療者の視点や支援におけるポイントを示している.がんの病態や治療の内容,医療のプロセス,予後への影響などは疾患によって相違があり,1 つの枠にあてはめることは困難であるが,その共通要素をシンプルに表現してミニマムコンセンサスを作成した.これを基盤に,今後は各疾患バーションを作成し,臨床で使用するツールの一部に組み込む予定である. この図は最初の診断時にstage Ⅳであった場合のものであるが,初回診断時にstage Ⅰ~Ⅲで根治を目的とした場合でも,再発や転移がわかった段階からこの図を適用することができる.このプロセスには以下に説明する4 つの局面がある.
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/content/article/1342-0569/22070/671