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治療の継続や中断に関する意向のずれがあるがん患者と家族への意思決定支援
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JPY
Abstract
家族の一員ががんと診断されたとき,家族はさまざまな意思決定をすることを求められる.誰に真実を告げ誰に告げないのか,どの治療方法を選択するか,患者が治療継続にあたって入退院を繰り返すなか,誰が日常生活をどの程度援助するのか,家族内の役割分担をどのように行い,家族生活をマネジメントしていくのかなど,家族の生活にかかわる課題について,家族として決定していく必要がある. また,小児や若年者,高齢の患者は,自分自身の状況認識や自己認識が不十分な場合も少なくなく,意思表示されているかの確認が必要になる.治療継続することができず,中断を余儀なくされた場合,治療の中断に関することや,療養先の選択や終末期にいたる経過において意思決定がいく度も繰り返されていると推察できる. 治療を中断することを選択する場合には,さまざまな迷いや悩みをもちながら,意向や希望が変化する.決して一直線にすすむものではなく,どの選択肢を選んでも“迷う”こともあり,その“迷う”思いをいかに支えていくかが意思決定の支援では重要である. 本稿では,治療の継続や中断に関する意向のずれがあるがん患者と家族への意思決定支援に焦点をあてて述べる.
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