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JPY
Abstract
免疫チェックポイント阻害薬による間質性肺障害は,同薬剤を投与中に生じた間質性肺炎の中で薬剤と関連するものと定義され,免疫関連有害事象の1 つである. 間質性肺障害の合併率は,海外を中心とした臨床試験や後ろ向き研究のメタ解析において,約2.7~3.6%と報告されている1,2).男性,喫煙歴,および免疫チェックポイント阻害薬の併用が発病の危険因子である2).合併率はがん腫によって異なり,肺がんで高く,悪性黒色腫で低い1).わが国における非小細胞肺がんに対するニボルマブ単剤の治験および市販後全例調査では,肺障害は5.8~7.2%で認められ3),ほかの薬剤による肺障害と同様に日本人では本疾患を合併しやすい可能性が示唆されている4). ニボルマブの市販後全例調査によれば,合併した間質性肺障害の約8 割は重症であり5),約0.5%で死亡する危険性があると推定されている4).そのため,免疫チェックポイント阻害薬による副作用の中でもとくに注意すべき事象である.
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/content/article/1342-0569/23070/652