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JPY
Abstract
患者のアドヒアランスを確認するとき,患者は単に提案された治療に服従するのではなく,それについて話し合うか,あるいは拒否することができなければならない.これは,アドヒアランスが患者が自分の病気を受け入れ,処方された治療の価値を理解していることを意味する1)からである.前出「アドヒアランスとは」(663-667 頁)で述べたとおり,アドヒアランスへの臨床的なアプローチは個人に合わせて調整する必要があり,全体的で多次元的な方法でアプローチする必要があるとされている.われわれ医療者は,効果的な自己管理サポートを実現するために,疾患と症状の管理,薬物に関する技術的な課題(たとえば,複雑な投与計画や副作用,飲み忘れ)の解決にむけた支援と,希望や不安などへの感情に目を向け支援すること2)が求められている.あらかじめ尺度や質問票などでノンアドヒアランスのリスクをスクリーニングできれば,バリアに対する対処も迅速に行えるようになることから,これまで多くの評価尺度が開発されてきた. 本稿では,がん領域で比較的多く使われている尺度や,国内で使用可能な尺度を中心に紹介したい.
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/content/article/1342-0569/27070/692