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多剤大量処方から新規抗精神病薬への切り替えと攻撃性・暴力の問題
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JPY
Abstract
統合失調症患者には時に攻撃性や暴力がみられる。そのような症例ほど多剤大量処方に陥りやすく,また一旦そうなると主治医は減量を躊躇しがちとなる。本稿では筆者が実際に多剤大量処方からの脱却を目指して処方整理を試みたところ攻撃性や暴力が再燃してしまった症例を紹介し,若干の考察を加えた。一見有害無益と思われる多剤大量処方であっても,一旦そうなってしまった症例で減量を試みるには細心の注意が必要である。過去に衝動行為や暴力行為がみられた症例では,抗精神病薬の減量中に危険な行動化が再発するおそれが高い。十分な準備とインフォームド・コンセントの下に処方整理に臨むべきである。またそのような症例では,最終的に比較的高用量の抗精神病薬を要する可能性が高く,減量のゴール設定にも注意が必要である。それでも慎重かつ大胆に処方整理をすすめることによって様々なベネフィットが得られるはずである。 Key words :dose―reduction, polypharmacy, schizophrenia, supersensitivity psychosis, switching
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