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経口血糖降下薬二次無効となった統合失調症患者においてインシュリン導入から抗精神病薬の減量に結びついた1例
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JPY
Abstract
インシュリン導入に対し拒否的であった経口血糖降下薬二次無効の統合失調症患者において,薬剤師が行った自己血糖測定指導をきっかけとして,9ヵ月に及ぶ在宅薬剤管理指導によってインシュリン導入が可能となった。導入前のHbA1cは10%台,導入後は8~9%台と若干減少したが,良好な血糖コントロールには至らなかった。薬剤師の継続した介入によって,処方されたインシュリンの18.9%が患家に残薬となっていることが明らかとなった。薬剤師は薬物療法の必要性について,専門性を生かした情報提供を,患者が理解しやすい言葉で繰り返し行い,行動変容を支援した。導入から6年後,HbA1cは6%台で推移し,良好な血糖コントロールを維持しており,精神科薬物治療においてもデポ剤が中止になるなど,アドヒアランスの著しい向上が示された。薬剤師の継続的な支援が,薬物治療の良好な結果を引き出すために重要な役割を果たしたことが示唆された。 Key words :schizophrenia, diabetes, insulin, adherence
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/content/article/1343-3474/11080/1563