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JPY
Abstract
Topiramateは2007年7月に本邦で承認を受けた新規抗てんかん薬であるが,てんかん以外の疾患に対しても有効である可能性があると考えられており,海外ではその臨床試験がなされている。まず精神科領域についてみると,双極性障害については無作為化比較試験(RCT)でその有効性が示されず現時点では未知数である。むちゃ喰いに対してはRCTでプラセボと有意差をもって効果が証明されており,同時に肥満症に対しても有意に体重減少が認められた。そしてアルコール依存症に関してもRCTで有効性が確認されており,コカイン依存や病的賭博にも効果的であるとの臨床試験がみられる。また不安障害に対しては,RCTでは有効性が示されていないが,効果がみられたとの報告がある。次に精神科以外の領域においては,RCTで片頭痛の予防効果が示されており,海外では適応が認められている。神経因性疼痛に対してはRCTでその評価が分かれ,本態性振戦に対しては中等度から重度のものに効果的であるという結果であった。もちろんいずれも本邦では現時点で保険適応外であるが,治療選択肢が比較的少ない領域で効果的である可能性があるという点がtopiramateの特徴であるといえ,我々の臨床における切り札となりうる期待がもたれる。 Key words :topiramate, bipolar disorder, alcohol dependence, binge eating disorder, migraine prevention
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/content/article/1343-3474/12030/479