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JPY
Abstract
近年新規の抗精神病薬や抗うつ薬などが相次いで導入されたことで,精神科臨床における薬物療法の潮流はかなり変化してきた。欧米ではすでに,多岐にわたる精神障害に対して新規向精神薬の適応外使用が普及し,適応拡大が積極的に推進されている。適応外使用は治療上必然的に生じる行為であり,臨床医学に新しい情報と治療戦略をもたらす可能性がある。その一方で現実には,エビデンスが不十分なまま行われているものが多く,安全性の管理や有効性の評価が適切に実施されているかどうか懸念される。臨床医は安易な適応外使用に踏み切る前に,個々の患者に応じたrisk/benefitを検討し,十分な説明と同意取得が不可欠である。本稿では,第二世代抗精神病薬を中心に向精神薬の適応外使用および適応拡大の現況を米国と本邦とで比較し,現時点での問題点を整理した。また特に小児に対する現況と問題点について言及した。 Key words :off―label use, new indication, psychotropic drugs, second―generation antipsychotics, evidence―based medicine
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/content/article/1343-3474/12040/623