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急性期錐体外路症状と遅発性錐体外路症状発現の関連性について
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JPY
Abstract
第2世代抗精神病薬の登場により錐体外路症状の発現頻度は減少しているといわれているものの,遅発性ジスキネジアなどの遅発性錐体外路症状は難治性のものが多く,現在も抗精神病薬による薬物療法上の問題点の一つである。このため,疫学研究によってリスクの高い患者群を見出そうとする研究がなされており,急性期錐体外路症状は遅発性ジスキネジアの危険因子であることが指摘されている。本稿では,急性期錐体外路症状と遅発性ジスキネジアを中心とした遅発性錐体外路症状との関連について,多数例を対象とした文献を中心に要約した。遅発性ジスキネジアと急性期錐体外路症状の関連を論じた文献は多数みられた。一方で,遅発性ジストニアや遅発性アカシジアと急性期錐体外路症状との関連について検討した報告は,われわれの調べた範囲では認められなかった。遅発性錐体外路症状の危険因子をより明らかにすることは臨床上大きな意義を持つため,さらなるエビデンスの集積が望まれる。 Key words :extrapyramidal symptom(EPS), tardive dyskinesia, tardive dystonia, tardive akathisia, risk factor
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/content/article/1343-3474/12040/729