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気分安定薬としてのlamotrigine―双極性障害治療における有効性―
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JPY
Abstract
本邦でも2008年12月にてんかんに対してlamotrigineの臨床使用が可能となった。欧米においては双極性障害への効果が認められており,これまでの抗てんかん薬が躁状態からの改善に有効であったのに対し,lamotrigineはうつ状態からの改善効果が期待される興味深い薬剤である。本邦では,現在の保険診療ではlamotrigineの双極性障害への使用は認められていないが,今後その有用性が認められ,双極性障害治療の選択肢が増える可能性は高い。これまで行われた無作為比較対照試験および主要なガイドラインより,lamotrigineは双極性障害のうつ病相急性期および維持療法期において第1選択薬の1つとして考えることができそうである。また,設定されている初期用量,それに続く漸増方法を遵守することで,比較的安全に使用することができるが,Steven―Johnson症候群や中毒性表皮壊死症といった重篤な皮膚障害の発現には注意が必要である。 Key words :lamotrigine, mood stabilizer, bipolar disorder, treatment guideline
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/content/article/1343-3474/12050/903