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JPY
Abstract
精神科医には患者のデポ剤受け入れはよくないとの思い込みがあるが,数多くの調査からそうでもないことが分かっており,患者の受け入れ率はデポ剤の現場での使用率をはるかに上回っている。そしてデポ剤を外来で継続している患者は,様々な利点をデポ剤に感じている。精神科医は経口薬で十分アドヒアランスが保たれるし,特に自分の患者は服薬を続けてくれるという意識を持ちやすいが,これらは正しいとは言い難い。デポ剤への誤った恐怖感や偏見から抜け出し,その正しい使用技法を身につけることは,21世紀の精神科臨床医にとって必須である。そこでは患者自身のデポ剤体験を大切にし,どの段階でデポ剤を導入すべきかよく検討し,十分な説明の元に,できる限り単純な処方での,計画的なデポ剤による維持を心がけるべきである。これらを実現させるために,risperidoneの持効性注射製剤の臨床導入は大きなチャンスであり,デポ剤外来維持治療についての知識向上と臨床研修の充実が望まれる。 Key words :long―acting injectable antipsychotics, depot antipsychotics, patient acceptance, risperidone long―acting injectable, maintenance therapy
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/content/article/1343-3474/12060/1059