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JPY
Abstract
統合失調症治療の中心はいうまでもなく抗精神病薬による薬物療法である。しかし,日本における抗精神病薬処方は多剤大量使用であるということが指摘されており,第2世代抗精神病薬の登場以後,単剤適正化への意識が高まってきているとはいえ,まだまだ単剤化率は約30%程度にとどまっている。一方で,従来単剤治療が中心であるといわれてきた欧米諸国でも実際には約40%の症例において抗精神病薬の併用が存在することが明らかになってきており,統合失調症のすべての症例のすべての時期を抗精神病薬単剤で治療することは現実的には困難であることも明らかになってきている。それでも抗精神病薬の単剤適正使用は,それぞれの薬剤特性を臨床現場に活かし,その限界を補うための非薬物療法の効果を最大限に引き出すために必要な条件である。その上で,得られた知見をもとに当事者の回復のために必要な時期に適切な薬物療法を組み立てていくことが重要である。 Key words :antipsychotic, polypharmacy, monotherapy, second generation antipsychotic, schizophrenia
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/content/article/1343-3474/12120/2497