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JPY
Abstract
"新規向精神薬の開発には膨大な時間と費用がかかることはよく知られている。その要因としては,ドラッグ・ラグの問題,治験環境の整備の遅れ,被験者を募ることの困難さ,治験に関わる医師のインセンティブの問題など,多くの課題が存在することが明らかにされている。これに加えて,特に向精神薬の治験の成功率が低いことも関係する。1回の治験の成績が思わしくない場合には,さらに数年がかりの治験を組まなければならず,それだけで膨大な時間と費用を要するのである。それが,薬としての有効性を持っていなければそれまでであるが,すでに海外で市販され,臨床に用いられている薬が治験の失敗のために導入できないのは問題である。最近,「治験の質」を高めるための工夫が論じられるようになり,これが効率の良い薬の開発につながることが期待される。本稿では,治験の質を高める方法を中心に向精神薬開発環境の整備について論じた。
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/content/article/1343-3474/13020/247