No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
SSRIは、第1世代抗うつ薬である三環系抗うつ薬(TCA)やMAO阻害薬と異なり偶然に抗うつ作用が発見された薬剤ではなく、脳内のセロトニン濃度を選択的に上げることで、抗ヒスタミン作用、抗コリン作用、抗α1作用などから生じるTCAの副作用を減らすことを意図して開発された薬剤である。そのため、SSRIとして一括りにされてはいるものの、各SSRI間の構造は大きく異なっており、各薬剤間の薬理学的プロフィールは異なっている。SSRIはTCAに比較して副作用が比較的少ないため、うつ病や不安障害を中心に広く使用されているが、賦活症候群などの問題も指摘されており注意が必要である。また、今後への期待に関しては、主として薬理遺伝学などの生物学的研究の観点から述べたが、SSRIの持つ副作用などの負の側面を認識した上で使用すれば、SSRIは精神医療に有用な薬剤であると考える。 Key words : SSRI, major depressive disorder, anxiety disorder, adverse effects, pharmacogenomics
Full text loading...
/content/article/1343-3474/13100/1875