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JPY
Abstract
認知症の行動・心理症状(BPSD)の中でも,幻覚妄想やagitationに対しては第二世代抗精神病薬(SGA)が投与される機会が多い。しかしBPSDに保険適応のあるSGAはなく,2005年のFDAの警告からもBPSDに対するSGA投与は極めて慎重に行われる必要がある。本稿ではレビー小体型認知症における抗精神病薬への過敏性を例示し,BPSD治療におけるSGA投与上の注意点を概説した。BPSDの治療の目的は,本人および家族・介護者の苦痛を軽減し,QOLを維持・向上させることにある。したがって薬剤選択においては「有効性」よりも「副作用のないこと」が重要となる。同様に投与量は「必要な量より耐えられる量」とするのが原則であり,減量や中止のタイミングを見逃してはいけない。BPSDの治療において,SGAを投与することは絶対的な治療法ではないので,場当たり的なSGA投与は慎むべきである。 Key words : dementia, BPSD, antipsychotics, DLB, neuroleptic sensitivity reaction
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/content/article/1343-3474/14110/1821