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JPY
Abstract
てんかん患者や双極性障害患者では,一般人口に比べ自殺率が有意に高く,治療のために用いられる抗てんかん薬がその要因の1つとなっている可能性がある。2008年に抗てんかん薬による希死念慮および自殺行動のリスクに関する注意喚起がFDAよりなされ,抗てんかん薬の添付文書にも記載が義務づけられるようになった。その見解とは「抗てんかん薬群における自殺関連事象のリスクは,プラセボ群の約2倍である」などであり,関係者に大きな衝撃を与え,反論を含めた議論がなされている。また,他にも抗てんかん薬と自殺関連事象の関連についての大規模試験がなされており,その結果も様々である。さらに,それぞれの抗てんかん薬の作用機序を自殺関連事象という観点から考察する必要がある。現段階でのエビデンスと臨床現場の状況を勘案したうえで,抗てんかん薬を適正に使用し,自殺の予防のための対策を講じることが肝要である。 Key words : antiepileptic drug, suicide, FDA alert, epilepsy, bipolar disorder
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/content/article/1343-3474/14120/1943