No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
医師に対する薬剤処方アンケートによるとベンゾジアゼピンの使用率は内科は約93%、精神科は約98%と報告されている。一方、いわゆるストレス性の疾患に対するベンゾジアゼピンの使用には問題がある。例えば、うつ病性障害や強迫性障害、摂食障害、PTSDに対してベンゾジアゼピンが単独でプラセボよりも有効だとするエビデンスはない。現在入手可能な最新のエビデンスによれば、ほとんどのストレス性疾患に対して有効な薬剤は抗うつ薬である。ストレス性疾患に対する治療に関して、ベンゾジアゼピンを漸減・中止することが必要な場合があると思われる。しかし、実際には通常の漸減法によって中止できるのは約1/3にとどまる。また一部の患者においては耐性や問題使用、薬物探索行動がみられる。この論文ではベンゾジアゼピンの頓服の問題点について取り上げる。学習理論に基づく仮説の1つである相反過程説を解説し、薬物を漸減、中止する場合に必要な行動療法・動機づけ面接について実例を挙げる。 Key words : anxiolytic, benzodiazepine, dependence, behavior therapy, motivational interviewing
Full text loading...
/content/article/1343-3474/16060/857