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JPY
Abstract
かなり以前より統合失調症患者の死亡リスクが一般人口より大きいことは知られていた。これまでに行われた臨床研究の結果を要約すると,(1)一般人口と比較した統合失調症患者の標準化死亡比(Standardized mortality ratio:SMR)は1.51〜5.98程度,平均余命の減少幅は10.3〜43.5%程度であること,(2)自殺に関するSMRは8.38〜30.9と極めて高いものの,統合失調症患者にもたらされた超過死亡中に占める割合は必ずしも大きくなく,病死によりもたらされる超過死亡の方が大きいこと,(3)病死の中では心血管疾患による死亡の影響が特に大きいこと,(4)近年統合失調症患者のSMRは増加傾向にあることが示されている。抗精神病薬は心血管疾患のリスク・ファクターであるさまざまな代謝系副作用を有するので,抗精神病薬の投与と死亡リスクの関連を検証する必要性は大きいが,さまざまな臨床研究の結果から,抗精神病薬の継続投与が行われていると,死亡リスクを0.2〜0.68倍程度に低下することが示されている。 Key words : schizophrenia, mortality, antipsychotics
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/content/article/1343-3474/16080/1119