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併存障害のために受診した成人ADHD患者をいかに診断するか
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JPY
Abstract
成人期ADHDの有病率は1〜6%とも言われるが,その有病率の多さと比べて実際の臨床現場で診断されている数は非常に少ないと言わざるを得ない。また,近年精神科臨床現場では「新型うつ」をはじめとした「治療に難渋する」疾患が増えている。これには,併存疾患としての成人期ADHDの見逃しが相当数隠れていると思われる。今回,併存障害のために受診した成人期ADHD患者をいかにして見逃さず診断するか,必要な視点や診療態度,少しのコツ,診療フローチャートについてまとめた。薬物療法が治療の選択肢として可能となった成人期ADHDであるが,安易な薬物投与などによる「治療的診断」は避けるべきである。結局,併存疾患があろうとなかろうと,常にADHDや発達障害,物質依存などを考慮した,共通した診断・診療フォームを作り上げることが第一である。その上で,成人期ADHDのコツを知り,一人でも多くのケースを経験していくことが「見逃し」を減らす手段であると考えられる。 Key words : adult ADHD, comorbidity
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