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自閉症スペクトラム障害に併存するAD/HDにいかに対応するか
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JPY
Abstract
自閉症スペクトラム障害(ASD)と注意欠如・多動性障害(AD/HD)との併存が近年話題となっている。広汎性発達障害(PDD)に併存するAD/HD症状については種々のAD/HD治療薬の効果が確かめられてきているし,環境調整や周囲の接し方の工夫は共通する部分も多い。精神疾患の診断・統計マニュアル第4版(DSM-IV-TR)まではPDDの診断基準が曖昧な上,AD/HDの診断に優先したが,DSM-5ではPDDからASDへと診断基準の大きな変更があっただけでなく,ASDとAD/HDの併存を認めつつも症状を見分けることとなったため,ASDとAD/HDとの併存は,PDDと診断閾値以上のAD/HD症状との併存より少なくなると期待される。より質の高い医療サービスを提供するためには,一見ASDにもAD/HDのどちらにも捉えられそうな症状を可能な限り区別し,非薬物療法をも駆使したテーラーメイドな治療の組み立てが必要と考えられる。 Key words : autism, ADHD, comorbidity, DSM, pharmacotherapy
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/content/article/1343-3474/17090/1257