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JPY
Abstract
現在我が国は世界でも類を見ない超高齢化社会に突入しており,年々増加している高齢のうつ病患者への適切な対応が求められている。高齢者のうつ病は症状が非定型的で,早期発見や早期治療が難しく,診断や治療に難渋し遷延化することが多い。また高齢者は薬剤の副作用が出現しやすいため,薬物療法では安全性に優れる新規抗うつ薬が第一選択であり,副作用の多い三環系抗うつ薬が選択される頻度は減少している。本稿では,高齢者のうつ病の特徴と問題点を概説し,低用量の三環系抗うつ薬を使った治療戦略を検討した。三環系抗うつ薬は現在でも重要な選択肢の1つであり,特に,新規抗うつ薬での治療に不耐性や抵抗性を示すうつ病患者に対して,一度は単剤で試す価値のある薬物と考える。その際,副作用をモニタリングしながら,低用量での有効性を慎重に見極める姿勢が望ましい。 Key words : tricyclic antidepressants, depression, late-life, pharmacotherapy
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/content/article/1343-3474/18020/165