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気分障害と自動車運転:疾患と治療薬が運転技能に及ぼす影響
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JPY
Abstract
先般,薬剤や疾患の影響下にある交通事故の厳罰化を定めた自動車運転死傷行為処罰法が施行され,続いて免許取得・更新時の精神疾患等の申告義務および虚偽申告の罰則を定めた改正道路交通法が施行された。こうした法改正により,ほとんどの精神疾患患者が規制の対象に含まれ得ることとなり臨床現場は混乱し,患者の社会生活に大きな支障が生じている。2014年日本精神神経学会からガイドラインが公表され,運転に問題のある医学的状態像のコンセンサスが得られるに至ったが,薬剤の影響をどのように見積もるのかは依然として明確ではない。服薬中の運転判断には,向精神薬服用中の運転中止を注意喚起する添付文書記載も影響力をもつ。しかし疾患や治療薬と運転に関する実証的データは乏しく,十分な証左がないまま議論されている。本稿は,気分障害や抗うつ薬・気分安定薬と自動車運転に関する知見を概説し,議論を進める上での方向性を示す。 Key words : automobile driving, driving performance, traffic accident, mood disorder, psychotropic
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/content/article/1343-3474/18050/527