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JPY
Abstract
昨今,慢性不眠症に対する睡眠薬の長期投与や多剤併用の問題が指摘されている。米国睡眠学会のガイドラインによると,不眠症治療における薬物療法は第一選択の1つだが,非薬物療法(不眠に対する認知行動療法)もしくは両者の併用も第一選択肢にあげられている。不眠に対する認知行動療法は費用と時間がかかる欠点があるものの,長期的な効果が期待でき,睡眠薬の減量時における有効性も示されている。一方不眠に対する薬物療法は,急性不眠に対しては有効性が示されているものの,慢性不眠に対しては,睡眠薬の長期服用による費用や依存形成などの問題が散見され,至適な治療法とはいえない。睡眠薬は不眠治療において不可欠であるが,精神疾患に伴う不眠など長期服用を余儀なくされる症例がある一方,減量可能な慢性不眠に対しては,非薬物療法を活用し減量もしくは終結することが求められる。 Key words : acute insomnia, chronic insomnia, pharmacotherapy, cognitive behavioral therapy for insomnia, polypharmacy
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/content/article/1343-3474/19020/169