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睡眠薬や抗不安薬の離脱に伴う問題と安全な減量中止の方法
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JPY
Abstract
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬や抗不安薬は、致死的な副作用が少ないため比較的安全な薬剤として広く普及してきたが、漫然と長期間高用量処方されるケースが多く、これによる依存形成リスクが問題視されていた。そのため近年では、一般臨床現場でも睡眠薬や抗不安薬の減薬や断薬が意識されるようになってきている。ベンゾジアゼピンの減薬方法に関しては十分なエビデンスに基づいた体系的なガイドラインが存在せず、従来より経験的な方法が用いられており、やみくもに無理な断薬や急激な減量を行ったために不眠・不安症状が悪化するケースも散見される。実際の臨床場面では認知行動療法を含めた精神療法や心理的サポートを十分に行いながら、「漸減法」「隔日法」「置換法」などを組み合わせて減薬し、必要に応じて代替薬物療法を用いる方法が一般的である。依存症状が顕著化する前に、「症状が比較的安定しているときに時間をかけて徐々に減量する」という手法が、最も確実な減量方法としてコンセンサスが得られている。 Key words : anxiolytics, hypnotics, dependence, withdrawal, treatment, benzodiazepine
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/content/article/1343-3474/20090/1043