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JPY
Abstract
神経性やせ症(AN)には,向精神薬が処方されることが少なくないが,治療目標 とする症状が曖昧なまま処方されていることもある。近年は,非定型抗精神病薬も使用さ れるようになっているが,ANの薬物療法として,エビデンスをもって推奨される薬物は 少なく,海外のガイドラインでも積極的な使用は勧めていない。エビデンスの少なさに は,研究用の治療を完了できない人が多いという要因も影響している。現状のエビデンス から総合的に考えると,ANについては,薬物療法単独で臨床症状が改善するとは考えに くく,何らかの心理的治療や栄養療法と組み合わせて使用すべきである。また,薬物療法 を行うならば,他の精神疾患以上に副作用には注意すべきである。何をもって治療アウト カムとするかについては,今後検討が必要であり,薬物療法による精神症状の変化と体重 の関係などについても詳細な観察が必要だと思われる。 臨床精神薬理 22:703-709, 2019 Key words :: anorexia nervosa, pharmacotherapy, atypical antipsychotics, randomized controlled trial, osteoporosis
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/content/article/1343-3474/22070/703