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双極性気分障害の寛解・回復後の治療:薬物維持療法と減薬・休薬の基準
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JPY
Abstract
双極性気分障害の維持期の薬物療法においては,急性期とは異なるマネジメントが 必要である。治療自体が長期間におよぶ疾患であるため,戦略を持たずに漫然と薬物療法 を行うのみでは症状の再燃を招きかねない。本稿では,実臨床に活用しやすい治療ガイド ライン(CINP・WFSBP・CANMAT⊘ISBD・NICE・BAP)に記載されている各治療薬の 有効性を中心に述べる。最近のメタ解析の結果も含めて,双極性障害の維持期薬物療法の 第一選択薬として最初に候補に挙がるのはlithiumであるが,最新のCANMAT / ISBD 2018ガイドラインにて推奨度がより高くなったasenapineのように,エビデンスの蓄積 とともに推奨される薬剤もアップデートされていくため,他の薬剤についてもその特徴を 熟知し,適切に処方できるようになっておく必要がある。薬剤の減薬や休薬については判 断に迷うことが多いが,現時点では十分なエビデンスがなく,症状再燃で起こる様々な損 失を考慮すると,維持薬物療法を継続する方がメリットは大きいと考えられる。 臨床精神薬理 22:791-797, 2019 Key words :: maintenance pharmacotherapy, guideline, meta-analysis, reduction, discontinuation
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/content/article/1343-3474/22080/791