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Lisdexamfetamineの依存・乱用リスクを巡る国内外の知見
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JPY
Abstract
Lisdexamfetamine(LDX)は,d- アンフェタミンのプロドラッグであり,その活性 本体であるd- アンフェタミンは中枢神経刺激作用を有することから,日本では覚せい剤 原料に,米国ではScheduleⅡの規制薬物に指定されている。LDXは,経口投与後,消化 管から吸収され,血中で加水分解されて薬理活性を示すことから,d- アンフェタミンの 急激な血中濃度上昇を抑制すると共に,血中濃度を持続的に維持することを可能としてい る。LDXは,小児AD/HD患者を対象とした臨床試験においては,薬物乱用および依存 に関連する有害事象は認められておらず,さらに,海外における臨床使用実績を有してい るものの,使用実態下における本剤の長期間使用時の依存性形成の可能性について留意す る必要がある。よって本剤の依存,乱用のリスクを低減するためにも,厳格な流通管理体 制を通じた適正使用の更なる遂行が必要である。 臨床精神薬理 22:993-1000, 2019 Key words :: lisdexamfetamine, d-amphetamine, AD/HD, dependence, abuse
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/content/article/1343-3474/22100/993