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気分安定薬に抗精神病薬を追加した後,抗精神病薬をいつやめるのか
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JPY
Abstract
双極性障害の薬物療法ではしばしば気分安定薬と抗精神病薬の併用療法が許容され ており,一定のエビデンスならびにガイドラインによる推奨の記述がある。精神科薬物療 法において単剤療法が望ましいのは自明であるが,双極性障害治療において,気分安定薬 に追加された抗精神病薬をいつやめるのかの記述は見当たらない。抗精神病薬を含めて維 持療法の臨床試験は高高その期間は1, 2年であり,より長期の効果,副作用については検 討されていない上,双極性障害に対する抗精神病薬の作用機序については,ほとんどわ かっていない。抗精神病薬を長期間にわたって服用を続けることで,遅発性ジスキネジア やジストニアなどの錐体外路症状が出現する可能性については注意する必要がある。上記 を踏まえた上で双極性障害の再燃再発リスクと抗精神病薬の長期投与による種々のリスク とを天秤にかけ,その決定過程を個々の患者と共有しながら判断を進めていくのが望まし い。 臨床精神薬理 23:575-581, 2020 Key words :: antipsychotic, bipolar disorder, discontinuation, guideline, mood stabilizer
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/content/article/1343-3474/23060/575