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抗精神病薬の多剤少量療法は単剤療法よりも良くないか?
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JPY
Abstract
抗精神病薬の使い方として,単剤療法と多剤療法のどちらが優れているか,多くの 研究がなされてきたが,決定的なものはなかった。2019 年にノルウェーの国家データベー スの分析の結果から,2剤併用が効果・安全性の両面にて単剤に比較して有意に優れてい る場合があることが示された。多剤が単剤より優れているというエビデンスがないことか ら統合失調薬物療法ガイドラインなどでは単剤療法が推奨されてきた。しかし,抗精神病 薬の切り替え途中に状態が安定した場合など無理に切り替えずに2剤併用のまま留まるな どのことは許容されるべきだと考えられる。一方,clozapineのスマートな導入のために は,ガイドラインに従い,非定型抗精神病薬の単剤療法から開始していくべきであろう。 「抗精神病薬の多剤少量療法は単剤療法より良くないか」に対する答えは,「個々の患者の 状態により,多剤少量療法も許容されるべきである」だと考えられる。 臨床精神薬理 23:591-595, 2020 Key words :: antipsychotic, polypharmacy, monotherapy, schizophrenia, low-dose
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/content/article/1343-3474/23060/591