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Lurasidone の国内における臨床的位置づけ(統合失調症)
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JPY
Abstract
本邦で開発され,既に海外で広く使用されている非定型抗精神病薬 lurasidone が2020 年 6 月に本邦でも統合失調症を適応として上市された。受容体プロファイルではドパミン D2 受容体とセロトニン 2A 受容体への親和性が高く,ヒスタミン H1 受容体,ムスカリン M1 受容体への親和性は極めて低く,いわゆるセロトニン・ドパミンアンタゴニスト(SDA)である。さらにセロトニンの 1A 受容体および 7 受容体にアンタゴニストとして作用し,気分改善効果や認知機能改善効果を示す可能性が示唆されている。臨床試験では中等度以上の統合失調症急性期患者の陽性症状,興奮,陰性症状,不安・抑うつ,認知障害を改善していた。悪心とアカシジアが 4%程度認められたが,12 週間の継続投与においても錐体外路系副作用や代謝系,心血管系への副作用も少なく,急性期から継続投与が可能な抗精神病薬である可能性が示唆された。 臨床精神薬理 24:357-363, 2021 Key words ::schizophrenia, lurasidone, PANSS five-factor model, receptor affinity
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/content/article/1343-3474/24040/357