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鎮痛薬の分類と作用機序:オピオイド鎮痛薬による疼痛治療
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JPY
Abstract
オピオイドとは,オピオイド受容体に結合し作用を発揮する薬剤の総称である。オピオイド受容体には µ,δ,κのサブタイプが存在し,鎮痛薬として用いられるオピオイドのほとんどは µ オピオイド受容体のアゴニストである。オピオイドは鎮痛作用以外にも鎮咳,鎮静,催吐,消化管運動抑制,呼吸抑制,呼吸困難の緩和など多彩な作用を持つ。オピオイドの薬理作用プロファイルは薬物によって異なり,実地診療においてオピオイドが使い分けられる根拠となっている。オピオイドは痛みに対して適切に使用される限りにおいては安全な薬剤であるが,痛みを十分に評価することなく漫然と使用することは精神依存のリスクを高める。オピオイドをストレスに対処する目的で使用するケミカルコーピングと呼ばれる問題に対しては,過量投与を防ぐ対策だけでなく,オピオイドを別のストレス対処様式に置き換える援助が与えられることが望ましい。 臨床精神薬理 25:489-494, 2022 Key words : opioid, pain management, ascending pain pathways, descending pain inhibitory systems, chemical coping
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/content/article/1343-3474/25050/489