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JPY
Abstract
精神科領域では精神症状の重症度評価を系統的に行うために様々な評価尺度が開発されてきたが,評価者や評価状況によって評価が変動するため,誰がいつどこで評価をしても,同じ評価面接の回答では,同じ結果が返されるような精度の高い評価尺度が求められている。近年,人工知能技術のめざましい進歩により,評価面接で得られた精神症状や,目の前で観察される患者の特異的行動や異常運動等のデータが系統的にデータとして集積され,機械学習により精度の高い回答を再現する人工知能アプリの開発が広くすすめられている。本稿では,精神疾患の重症度評価に評価尺度が用いられるようになってから精度の高い評価尺度として仕上げるためにどのような工夫が行われてきたかの歴史的変遷を紹介し,続いて精神科臨床評価面接で得られた音声データ(MADRS)や映像データ(DIEPSS)を集積して,精度の高い人工知能アプリの開発に著者が実際に関わっている事例を紹介する。 臨床精神薬理 26:245-251, 2023 Key words : rating scale, artificial intelligence, AI, MADRS, DIEPSS
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/content/article/1343-3474/26030/245