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体外循環シミュレーションシステムECCSIMおよびECCSIM-Lite
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JPY
Abstract
開心術において人工心肺装置は患者の心肺機能を代行し,さらに大量の血液が体外循環する非生理的な状況にあるため,人為的トラブルが致死的な事故につながる.航空業界など操作ミスが人命に関わる機器・装置の訓練では,実際に発生しうる事象を高いレベルで再現できるシミュレータシステムが導入され,ヒューマンエラーの削減に効果を上げている.麻酔医学教育の分野では,1960年代から数多くの教育用患者シミュレータが開発されているが,生理学的要素の再現性レベルの向上が,高度な判断と対処技術の教育に有効とされている1).医学と工学の双方に対する深い理解に基づく状況判断と意思決定,対処を要求される体外循環技術においても,同様のシミュレータシステムの開発と普及が必要である. 著者らは2003 年より体外循環装置の操作に携わる医療従事者の安全教育,養成校教育へ適用するための体外循環教育用シミュレータECCSIM(Extra-corporeal circulation simulator)の開発を継続してきた2〜4).本稿では,このシステムの概要と現状および将来展望について述べる
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/content/article/1881-3585/4010/22