No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
抗不整脈薬は心筋細胞のイオンチャネルに直接的または間接的に作用し,イオン電流を変化させることにより心筋の電気活動を変化させる.この変化が,本来目的とする働きをすれば抗不整脈作用となるが,場合によっては催不整脈作用ともなり得る.さらに,イオン電流を抑制すると心筋の収縮能を低下させることもある.CAST 試験1)などの大規模臨床試験において,安易な抗不整脈薬の投与は生命予後を悪化させる可能性が指摘されているのは周知の事実である. 現在,その臨床試験の結果などを踏まえ,抗不整脈薬のより安全でより効果的な使用法が求められている.そのために各薬剤の特性を十分に理解し,個々の症例に最適な薬剤選択をしていく必要がある.本稿では,実際の臨床現場で抗不整脈薬の選択(使用するべきか否か,種類,使用法,使用量,使用期間,副作用など)に迷う不整脈である心房細動,心室頻拍(心室性期外収縮含む)に的を絞り,考えていきたい.
Full text loading...
/content/article/1881-3585/4020/175