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JPY
Abstract
近年冠動脈バイパス手術(coronary artery bypassgrafting:CABG)に際し,長期開存性を期待して内胸動脈(internal thoracic artery:ITA)や右胃大網動脈(gastro-epiploic artery:GEA)といった動脈グラフトが多く用いられている1).2005 年の日本胸部外科学会の報告2)では全CABG のうち29.0%が動脈グラフトのみでバイパスされており,2007 年の日本冠動脈外科学会の全国統計3)では動脈グラフト総数の割合は65.8%であったと報告されている. 末梢側吻合はグラフトと冠動脈を端側で行うのが一般的である.この際,ITA やGEA は大伏在静脈グラフト(saphenous vein graft:SVG)と比較すると小口径であるため,吻合口の有効面積を広くするために割面にスリットを入れる方法が採られている.この方法では縫合線にミスマッチを生じ得る.そこで小口径グラフトに対し,縫合線が冠動脈切開口と一致する側側吻合法の手技の詳細と臨床的な長所を紹介する.
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/content/article/1881-3585/4020/247