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CQ4 腎障害患者でのRAA系阻害薬の併用療法はどこまで有効か?
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JPY
Abstract
レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAA 系)阻害薬の腎保護作用が多数検討されており,慢性腎臓病(CKD)合併高血圧患者において,ACE 阻害薬やARB は第一選択薬とされている。CKD の成因によって他の降圧薬を第一選択にすることもあるが,糖尿病性腎症などを代表としてレニン-アンジオテンシン系(RA 系)阻害薬の腎保護は多くのエビデンスがある。一般にはRA 系阻害薬を高用量で用いることが推奨されるが,複数の異なる機序をもつ薬剤の併用により,さらに強力にRA 系を抑制することの臨床的意義はまだ明確でない。臨床的には,ACE 阻害薬とARB の併用以外に,いずれかの薬剤とレニン阻害薬の併用,さらにはアルドステロン拮抗薬との併用が考えられ,実際に臨床研究がなされている。 CKD 患者の腎保護に対して,単独治療より有用な併用療法はどの組み合わせであるのか,その組み合わせはCKD 患者の心血管疾患抑制にも有用であるかを専門家に述べていただく。
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/content/article/2186-7879/2030/32