整形外科
Volume 52, Issue 5, 2001
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論説
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経験と考察
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臨床室
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歯突起骨髄炎後と思われる環軸椎不安定症の1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description歯突起骨髄炎は画像診断や起炎菌の同定が困難なまれな疾患であるわれわれは歯突起骨髄炎後と思われる環軸椎不安定症の1例を経験したので報告する -
Horner症候群を呈した胸髄砂時計腫の1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description脊髄砂時計腫はその解剖学的特徴によって特異な発育形態を示す脊髄腫瘍で神経原性腫瘍が多いまた和田らによれば縦隔腫瘍のうち神経原性腫瘍は約18%で胸腺腫に次いで多いものの一つである前沢らはこのうち胸髄砂時計腫は縦隔神経腫瘍の約9.8%と報告している一方縦隔腫瘍によりHorner症候群(縮瞳眼瞼下垂眼球陥凹を三徴とする)を呈することがある今回われわれはHorner症候群を呈したまれな胸髄砂時計腫の1例を経験したので報告する -
腰椎部に発生し慢性の経過をたどった脊髄硬膜外血腫の2例
52巻5号(2001);View Description Hide Description脊髄硬膜外血腫は頚胸椎部発生の報告が多く急性に発症し急速に神経障害を呈し速やかに診断がつきやすく観血的治療に踏み切ることができるしかし腰椎部での発生は少なく症状が慢性に経過することから変性疾患や腫瘍などとの鑑別が問題となり正確な診断が困難なことがある今回われわれは腰椎部に発生し慢性の経過をたどった脊髄硬膜外血腫の2例を経験したので報告する -
肩関節垂直脱臼(下方脱臼)の治療経験
52巻5号(2001);View Description Hide Description外傷性肩関節脱臼にはさまざまな病態が存在するが肩関節垂直脱臼(下方脱臼luxatio erecta)はきわめてまれな脱臼の形態であり初診時に特異な臨床像とX 線像を呈する今回われわれは肩関節垂直脱臼の2例を経験したのでその診断と治療について文献的考察を加えて報告する -
骨系統疾患による変形性肘関節症に合併した肘部管症候群の1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description一次性変形性肘関節症は重労働者チェーンソーなどの振動工具使用者などの職業性のものある種のスポーツによるものなどがほとんどで骨系統疾患によるものはきわめてまれであるわれわれは確定診断にはいたらなかったものの骨系統疾患に合併したきわめてまれな肘部管症候群の1例を経験したので報告する -
カテーテル操作後の上腕動脈偽性動脈瘤による高位正中神経麻痺の1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description肘部上腕動脈穿刺後に伴う合併症として高位正中神経麻痺を発症することは知られているその頻度は0.2~1.4%と低く報告例も少ないしかしカテーテル操作後の偽性動脈瘤の発生は0.7~6.25%と報告されており決して少ないことではない今回上腕動脈穿刺後の偽性動脈瘤による高位正中神経麻痺の1例を経験したので報告する -
殿部に発生した巨大類上皮嚢腫の1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description類上皮嚢腫は日常診療上比較的よくみられる良性皮膚病変である一般的にはその大きさは鶏卵大もしくは5cm くらいまでが多いとされている今回われわれは長径10cm を超える巨大な類上皮嚢腫の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する -
妊娠中に骨萎縮をきたし大腿骨頚部骨折を生じた1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description特発性大腿骨頭骨萎縮症は1959年Curtissら....が妊娠中に発生した一過性の股関節骨萎縮症として報告して以来国内外においてその報告が散見される今回われわれは妊娠中に全身の関節に骨萎縮をきたし大腿骨骨頭下骨折を生じた症例を経験したのでその病因などについて文献的考察を加えて報告する -
脛骨顆間隆起骨折後に生じた前十字靱帯実質部断裂の1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description前十字靱帯(以下ACL)の付着部である脛骨顆間隆起の裂離骨折は日常しばしば遭遇する外傷であるが裂離骨折の治療後にACL 実質部断裂をきたすことはまれである今回脛骨顆間隆起骨折後に生じたACL 実質部断裂の1例を経験したのでその発生原因を中心に考察する
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短報フォーラム
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人工股関節全置換術時に臼蓋側に移植した自家骨の11年後の組織学的評価
52巻5号(2001);View Description Hide Description当科では高度の臼蓋形成不全を有する変形性股関節症例に初回セメント型人工股関節全置換術(以下THA)を施行するさい切除した骨頭頚部を利用した独自の臼蓋自家骨移植を併用しソケットを原臼位に設置してきた 今回再置換術時に移植部から採取した骨組織を組織学的に評価する貴重な機会があったので報告する -
高齢者に発生した外傷性股関節前方脱臼の1例
52巻5号(2001);View Description Hide Description外傷性股関節脱臼は近年増加傾向にあるが全関節脱臼の中の3~5%でまれであるなかでも前方脱臼はその5~10%と発生頻度は低いわれわれは高齢者にみられた軽微な外傷によるまれな外傷性前方脱臼を経験したので文献的考察を加えて報告する
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カラーフォーラム
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初発転移として肺外転移をきたした脂肪肉腫例の検討
52巻5号(2001);View Description Hide Description軟部肉腫の初発転移は一般的に肺と認識されているが最近初発転移として肺外転移をきたした脂肪肉腫例を8例経験したので報告する
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卒後研修講座
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問題点の検討
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特別寄稿
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連載
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整形外科と保険診療――適正な保険診療を求めて――:各論6.手術(2)/関連学会への要望(1)
52巻5号(2001);View Description Hide Description今回も手術について解説するとくに今回は手術料の算定のさいに問題になることが多い「通則11」の「同一手術野又は同一病巣における手術料の算定」を中心に解説するそれとともにこの問題について関連学会に要望する事項を列挙したい -
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