整形外科
Volume 54, Issue 4, 2003
Volumes & issues:
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論説
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経験と考察
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不安定型大腿骨転子部骨折に対する髄内釘型ロッキングネールを用いた骨接合術のX線学的検討―compression hip screw法との比較
54巻4号(2003);View Description Hide Description
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臨床室
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パーソナルコンピュータにより意思伝達が可能となった環軸関節逸脱脱臼の完全麻痺例
54巻4号(2003);View Description Hide Description致死的な外傷である環軸関節逸脱脱臼によるC 1髄節以下の完全麻痺を生じ人工呼吸器管理となったため意思伝達が不可能となった患者とのコミュニケーションにパーソナルコンピュータ(パソコン)を使用したところ良好な結果が得られたので報告する -
鍼治療が誘因と思われたメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による化膿性肩関節炎の1例
54巻4号(2003);View Description Hide Description近年メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による骨・関節感染症が増加の一途をたどっているが難治例が多く未だ有効な治療法は確立されていない今回MRSA によるまれな化膿性肩関節炎の1例を経験し鏡視下洗浄デブリドマンにより速やかに感染を鎮静化しえたので若干の文献的考察を加え報告する -
肘関節滑膜破裂により尺骨神経麻痺をきたした1例
54巻4号(2003);View Description Hide Description関節リウマチ(RA)の経過中時として滑膜破裂を生じることがある今回われわれは肘関節の滑膜破裂により急激に尺骨神経麻痺をきたしたまれな1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する -
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月状骨に転移を認めた肺癌の1例
54巻4号(2003);View Description Hide Description癌の四肢末梢骨への転移は少なくとくに手根骨に転移することはきわめてまれであるわれわれは月状骨に転移を認めた肺癌の症例を経験したので文献的考察を加えて報告する -
手指に発生した化膿性肉芽腫の2例
54巻4号(2003);View Description Hide Description日常の外来診療において手指の皮膚に発生する腫瘍にしばしば遭遇する化膿性肉芽腫(pyogenic granuloma:PG)は後天的に外傷や感染が引き金となって発生する血管成分の豊富な良性の腫瘍であり好発部位としては外傷を受けやすい顔面や手指が知られているまた妊娠中はエストロゲン高値による血管拡張作用の影響を受けPG が発生しやすいことが報告されている 時に血管腫や無メラニン性悪性黒色腫などとの鑑別が必要になることがあり病理組織の詳細な検討が必要である今回われわれは妊婦を含むPG の2例を経験したので報告する -
左中指末節骨の転移性骨腫瘍の1例
54巻4号(2003);View Description Hide Description骨は悪性腫瘍の転移部位として重要なものの1つである骨転移の中でも肘・膝関節より遠位への転移はまれであり なかでも手指骨への転移は報告が少ないしかし実際に末梢骨への転移は起り末梢骨の溶骨性病変を認めた場合には転移性骨腫瘍を鑑別に入れるべきである今回われわれは左中指末節骨の転移性骨腫瘍(乳癌)の1例を経験したので報告する -
大腿骨に原発した血管肉腫の1例
54巻4号(2003);View Description Hide Description骨原発の血管肉腫はまれで全悪性骨腫瘍のうち1%にも満たないと報告されている 今回われわれはまれな骨原発の血管肉腫を経験したので報告する -
Condylar stabilizing 法が有効であったピロン骨折の2例
54巻4号(2003);View Description Hide Descriptionピロン(pilon)という言葉はフランス語ですりこぎ棒を意味し1911年にDestot が脛骨をすりこぎ棒とみなし脛骨遠位部の関節内骨折をピロン骨折と呼んだことに由来する彼は① 後果骨折② 関節前縁部骨折③ 破裂骨折④ 脛骨遠位部骨折で骨折線が関節面に及ぶものの4型に分類した① ②は剪断力骨折④ は捻転力や高エネルギー骨折が関節まで及んだものであるが治療にもっとも難渋するのは軸圧骨折の③ であるまたその80%には腓骨遠位部骨折が合併するしたがって治療にさいしては関節面のみならず脛骨長・腓骨長およびアライメントも同時に整復する必要があるRuediらはピロン骨折の観血的治療のポイントを① 腓骨長の整復・保持② 脛骨遠位関節面の整復③ 整復後に生じるfracture voidに対する海綿骨移植④脛骨内側面のプレート固定であるとし解剖学的整復と強固な内固定が可能であった症例の長期成績は良好であったと報告している筆者は整復後に大きなfracture voidが生じる橈骨遠位端骨折に対し骨移植なしに力学的に信頼できる唯一の部分である軟骨下骨を支えて(subchondral support)解剖学的整復位を保持するcondylar stabilizing 法を行い良好な成績を収めてきた橈骨遠位部を逆さまにすれば脛骨遠位部と同様の形状となるためピロン骨折に対してもcondylar stabilizing 法が可能であろうと考え橈骨遠位端骨折用のAO Distal Radius Plate(DRP:Mathys社ベトラック)およびLocking Compression Plate(LCP:Mathys社)を転用して2例の破裂ピロン骨折を治療したので報告する -
長期に生存しているpostradiation sarcomaの2例
54巻4号(2003);View Description Hide DescriptionPostradiation sarcoma(PRS)は放射線治療後に発生する悪性腫瘍であり骨発生のPRS の診断に対してはCahanらの診断基準が用いられることが多い放射線治療後通常は長期潜伏期間をもって発生し1980年代まで多くの文献では生命予後不良と報告されてきた今回われわれは治療後長期に生存しているPRS の2例を経験したので報告する -
ポリ-L-乳酸(PLLA)によると思われる遅発性無腐性腫瘤の2例
54巻4号(2003);View Description Hide Description近年骨接合材として生体内吸収性素材の応用が増えている今回われわれは外反母趾矯正手術および中手骨骨折手術時にポリ-L-乳酸(PLLA)骨接合材を用いその後生じた遅発性無腐性腫瘤を経験した摘出術を行ったが2例とも術後病理組織検査で組織球に取り囲まれ吸収されつつあるPLLA が散見されPLLA が分解される過程での異物反応による肉芽腫と診断されたPLLA の臨床導入以来数年が経過し今後増加する合併症の1つと思われる本稿ではその2例を報告する
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短報フォーラム
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脱臼を伴わない大腿骨頭および大腿骨頚部の合併骨折の1例
54巻4号(2003);View Description Hide Description股関節脱臼に合併した大腿骨頭骨折の報告は多いが脱臼を伴わない骨頭骨折は比較的まれである今回われわれは股関節脱臼を伴わない大腿骨頭および頚部の合併骨折を経験したので報告する
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連載 疾患研究の新たな展開と臨床応用 基礎研究は本当に臨床に還元できるのか?⑩
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