整形外科
Volume 56, Issue 5, 2005
Volumes & issues:
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論説
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経験と考察
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最小侵襲手術法としてのtubular retractor systemを用いた硬膜内病変に対する手術法の報告およびその可能性
56巻5号(2005);View Description Hide Description -
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臨床室
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メチシリン耐性黄色ブドウ球菌化膿性脊椎炎による完全麻痺から回復した1例
56巻5号(2005);View Description Hide Description化膿性脊椎炎の多くは保存的治療で回復するものの麻痺症状が進行する症例では観血的治療が行われることもある手術後の麻痺の改善例については多くの報告があるがメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染やほぼ完全麻痺から歩けるまで回復した症例の報告は少ない今回われわれは術前Frankel分類A から術後D まで回復したMRSA 化膿性脊椎炎を経験したので文献的考察を加えて報告する -
19年を経過して肺転移を生じたEwing 肉腫の1例
56巻5号(2005);View Description Hide DescriptionEwing 肉腫は小児の骨に発生するまれな腫瘍でありわが国における治療成績の報告は少なく過去の報告では40%程度と少数の報告があるのみである そしてEwing 肉腫の経過観察期間についても明確な見解はない今回われわれは初回治療後19年を経過して肺に転移したEwing 肉腫の症例を経験したので報告する -
硬膜外悪性リンパ腫が疑われた場合染色体検査のために未固定標本を採取したほうがよい
56巻5号(2005);View Description Hide Description硬膜外に発生する腫瘍の1つに悪性リンパ腫がある悪性リンパ腫は複数の組織型に分類されており予後・治療法は組織型病期に応じて異なるこのため組織型を確定することが重要である通常硬膜外腫瘍の摘出手術を行うさい一般には検体をホルマリン固定して病理検査へ提出するが悪性リンパ腫の場合組織型判定には染色体検査が必須の場合がありこのために未固定標本を要することは整形外科領域ではあまり知られていないわれわれは術中未固定標本を採取しなかったために組織型が確定せず治療法決定のための確固とした根拠がないまま化学療法を行わざるをえなかった症例を経験した -
巨大な骨・皮膚欠損を生じた仙骨化膿性脊椎炎に対して施行した骨抜き大腿筋皮弁
56巻5号(2005);View Description Hide Description仙骨化膿性脊椎炎に続発し腰仙椎に巨大な骨欠損と皮膚欠損を生じ同部の連続性が破綻して坐位保持困難を呈した症例を経験した腰仙部の不安定性と巨大な死腔のため2年間の長期にわたり感染を鎮静化できずにいたこれに対し骨抜き大腿筋皮弁(total thigh flap)を応用して創の閉鎖を行いさらに下腿骨の一部を有茎で挙上して腰仙椎と骨盤の再建を一期的に行ったTotal thigh flapに骨移植を併用した報告はわれわれの渉猟しえた限り存在しなかった症例を提示し考察を加えて報告する -
骨盤部に発生したエキノコックス症の1例
56巻5号(2005);View Description Hide Descriptionエキノコックス症が肝臓に好発することはよく知られているわれわれは骨盤部に発生した骨エキノコックス症の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する -
感染人工股関節に対する抗生物質含有セメントスペーサーの有用性について
56巻5号(2005);View Description Hide Description人工関節後の深部感染症は治療に難渋することが多い閉鎖式持続潅流法のほか抗生物質を含有させたセメントビーズセメントスペーサーハイドロキシアパタイト(HA)充塡などが行われそれぞれに良好な成績が報告されている今回われわれは感染人工股関節の治療に難渋し最終的に抗生物質含有セメントスペーサーを使用することで感染を制圧し再置換に成功した1例を経験した若干の新しい知見を得たので文献的考察を加え報告する -
膝関節内嚢腫の5例
56巻5号(2005);View Description Hide Description膝関節内ガングリオンは十字靱帯由来のものが多く関節包から発生するガングリオンはきわめてまれである今回われわれはMRI で十字靱帯から発生したと考えられる嚢腫様病変を5例経験したこのうち4例に手術を行ったがMRI で十字靱帯の後方に認められた嚢種のうち2例は後方関節包から発生したガングリオンであった今回MRIで十字靱帯の後方に存在する嚢腫病変の診断および治療上の注意点を中心に報告する -
高位脛骨骨切り術後の腓骨骨切り部に再手術を要した1
56巻5号(2005);View Description Hide Description高位脛骨骨切り術(HTO)のあと腓骨骨切り部に疼痛を訴える症例はあるものの同部に再手術を要した報告は少ない今回われわれはHTO後の腓骨骨切り部の疼痛に対し骨切除を行った症例を経験したので報告する -
関節リウマチの足関節障害に対してIlizarov創外固定器による足関節固定術を行った1例
56巻5号(2005);View Description Hide Description関節リウマチ(RA)による足関節障害は多々みられそのため日常生活動作が制限される経験は少なくない 今回足関節破壊と疼痛により起立歩行が困難となったRA の1例に対してIlizarov創外固定器を用いた足関節固定術を行い良好な結果を得たので報告する -
立方骨に発生した脆弱性骨折の1例
56巻5号(2005);View Description Hide Description明らかな外傷歴のない高齢者の足部痛を評価することはむずかしいこのような場合に足根骨の脆弱性骨折は鑑別診断として重要であるがその発生頻度は報告によりさまざまである その理由として足根骨の脆弱性骨折の診断がむずかしくその多くが見逃されているためと思われる今回われわれは立方骨の脆弱性骨折の1例を経験したので報告する -
関節リウマチ前足部変形に対し母趾中足趾節関節固定術後に発症した第1中足骨疲労骨折の1例
56巻5号(2005);View Description Hide Description関節リウマチ(RA)に発症した疲労骨折に関する報告は本邦ではまだ比較的少なく中足骨発症例の報告はまれである今回われわれはRA 前足部変形に対する母趾中足趾節(MTP)関節固定術後に発症した第1中足骨脆弱性骨折(insufficiencyfracture:IF)の1例を経験したので発症原因など若干の考察を加え報告する
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短報フォーラム
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大腿骨頚部に生じた疲労骨折の1例
56巻5号(2005);View Description Hide Description疲労骨折は日常診療においてよく経験する疾患であるが大腿骨頚部に生じることは比較的まれである今回われわれは重労働者に生じた大腿骨頚部疲労骨折の1例を経験したので報告する
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カラーフォーラム
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細胞診が有用であった悪性リンパ腫に伴う膝関節水腫
56巻5号(2005);View Description Hide Description悪性リンパ腫はしばしば骨をおかすが関節内への波及の報告は少ないわれわれは骨原発の悪性リンパ腫が膝関節内に進展し著明な関節水腫をきたした症例を経験した関節水腫の細胞診でリンパ腫細胞が証明され診断に有用であった
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卒後研修講座
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問題点の検討
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生体材料
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連載 小児整形外科疾患の現状と展望
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誌説
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整形トピックス
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