整形外科
Volume 56, Issue 7, 2005
Volumes & issues:
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論説
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経験と考察
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臨床室
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骨傷を伴わない14歳・男児の外傷性第4腰椎脱臼の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description脊椎脊髄損傷は日常の診療において一般的な疾患であるしかし若年者ではその発生頻度は比較的少ない今回われわれは若年者の骨折を伴わないL 4脱臼の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する -
イホスファミドカルボプラチンエトポシド併用化学療法により腫瘍の縮小が得られた傍脊椎部悪性末梢神経鞘腫の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description悪性末梢神経鞘腫(MPNST)は軟部肉腫の約5%を占める高悪性度軟部腫瘍であるMPNST の約半数はRecklinghausen病に合併する 治療としては広範切除が最善の治療法であり根治手術が不可能であれば確立された有効な化学療法や放射線療法はない今回われわれはRecklinghausen病に伴い肋間神経から発生したMPNST の再発に対しイホスファミド(IFO) カルボプラチン(CBDCA) エトポシド(VP-16)を用いた化学療法を行い腫瘍の縮小が得られた症例を経験したので報告する -
骨シンチグラム・副腎シンチグラムでは発見できずPETで骨転移を診断しえた悪性褐色細胞腫の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description褐色細胞腫は副腎髄質ならびに傍神経節を発生母地とするまれな腫瘍でありカテコールアミンを産生・放出することにより高血圧をはじめとするさまざまな症状を呈する疾患である クロム染色により褐色に染色されることから褐色細胞腫と名づけられ10%ほどが転移を生じる悪性褐色細胞腫である今回シンチグラムでは骨転移を発見できずPET でのみ診断しえた悪性褐色細胞腫の1例を経験したので若干の考察を加え報告する -
野球選手に生じた側腹部筋肉内血腫の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description筋肉内血腫は通常外傷による筋断裂が原因で発生することが多いしかし大きな外傷歴のない筋肉内血腫の報告も国内外にて散見され整形外科領域においては下肢に発生するものが多く報告されている今回われわれは野球選手に発生した大きな外傷歴のない側腹部の筋肉内血腫を経験したので若干の文献的考察を加え報告する -
成人肘内障の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description肘内障は小児でよくみられる疾患であるが成人においてはきわめてまれである今回われわれは成人肘内障の1例を経験し観血的に治療を行い良好な結果を得たので過去の報告と比較し成因と治療法について考察を加え報告する -
上肢長管骨骨折治療における皮下プレート固定
56巻7号(2005);View Description Hide Description上肢長管骨骨折の中には保存的治療によってそれなりの成績を得ることができるものの侵襲さえ少なければ手術的治療を行うことにより術後の日常生活動作(ADL)が格段に良好となるものが存在する筆者らはこのような骨折に対し皮下プレート固定法を行っているので報告する -
第2中手骨基部裂離骨折に続発した長母指伸筋腱皮下断裂の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description長橈側手根伸筋(ECRL)の付着部である第2中手骨基部の裂離骨折に続発した長母指伸筋腱(EPL)皮下断裂の1例を経験したので報告する -
免疫不全のない成人に発症した肺炎球菌性股関節炎の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description一般に化膿性股関節炎は小児に多くみられ成人では少ないそのほとんどは合併症のある症例や術後である併存症のない成人での発症はきわめてまれである報告例の起因菌はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)が多く感染経路が不明であることが多い今回併存症のない成人に発症した肺炎球菌性股関節炎の1例を経験し感染経路を推測できたため報告する -
保存的に治療しえた大腿コンパートメント症候群の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Descriptionコンパートメント症候群は筋区画内圧の上昇と定義され緊急筋膜切開が必要となる今回われわれは急性期を保存的に経過観察しえた大腿発症コンパートメント症候群を経験したので文献的考察を含めて報告する -
骨軟骨骨折に使用した生体内吸収性ポリ-L-乳酸ピン突出による半月板損傷の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description近年関節内骨折や離断性骨軟骨炎に生じた比較的小さな骨軟骨片に対しては生体内吸収性ポリ-L-乳酸ピン(PLLA ピン)を用いて固定することが多く各施設とも良好な成績を得ているが合併症の報告も散見される今回われわれは大腿骨外顆骨軟骨骨折に使用したPLLA ピンが一部関節内に突出し半月板損傷を引き起した症例を経験したので報告する -
若年期の発生が確認できた成人発症型膝関節離断性骨軟骨炎の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description膝関節離断性骨軟骨炎(osteochondritis dissecans:OCD)は骨端線閉鎖前の若年期に好発する疾患であるが成人発症例の報告も散見される しかし成人発症のOCD がどの時点で発生したかを正確に特定するのは困難なことが多い今回われわれは若年期に発生していたOCD が無症候性に経過し30歳になってロッキング症状で発症した症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する -
前十字靱帯再建術後に金属アレルギーをきたした1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description整形外科領域の金属材料における金属アレルギーの報告は骨接合材 人工関節 Kirschner鋼線 脊椎インストゥルメンテーションなどで散見される今回われわれは前十字靱帯(ACL)再建時の固定材料であるFixation post screw(スミス・アンド・ネフュー社東京)にて術後金属アレルギーをきたしたと考えられた症例を経験したので文献学的考察を加え報告する -
前十字靱帯損傷後20年以上経過後に再建術を行った3例
56巻7号(2005);View Description Hide Description前十字靱帯(ACL)再建術の適応として以前はスポーツをする場合には適応がありスポーツをしなければ再建術をしなくてよいとする考えが主流であったしかし膝くずれが生じる場合には副損傷として半月板損傷や軟骨損傷が生じうるため再建術をすすめるとする考えも最近は多いわれわれはACL 再建術の適応を膝くずれを生じる骨端線閉鎖後の小児から50歳代までの症例としており膝くずれに困っているのであれば手術を受けたほうがよいと考えている現在そのように考えるにいたった症例を3例経験したので報告する -
長期透析患者における両側アキレス腱自然断裂の1例
56巻7号(2005);View Description Hide Description近年糖尿病性腎症などの増加により血液透析患者は増加の一途をたどっているまた透析技術の向上によって慢性腎不全患者の生命予後が改善し整形外科領域においても血液透析に伴う合併症に直面する機会が増加してきたその中でも骨格筋腱断裂にはしばしば遭遇し大腿四頭筋腱上腕三頭筋腱アキレス腱などの断裂が報告されている今回われわれは糖尿病性腎症によって13年間の長期にわたり血液透析を受けていた患者の両側アキレス腱自然断裂を経験したので報告する -
神経内ガングリオンによるMorton病の1例
56巻7号(2005);View Description Hide DescriptionMorton病は中足骨頭間部に激しい中足痛をもって発症する疾患であり疾患の本態としては足底趾神経の紋扼障害である原因としてはさまざま考えられるが今回われわれはきわめてまれな神経内ガングリオンによるMorton病の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する
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